【基本を知ろう】 WebLogic Serverで 安⼼安定・⻑期利⽤できるWebアプリを構築︕ Oracle Cloud ウェビナー ファンデーションシリーズ 伊藤 敬 2020年8月27日 Principal Product Manager Enterprise Cloud Native Java, Oracle Corporation
Safe harbor statement 以下の事項は、弊社の⼀般的な製品の⽅向性に関する概要を説明するものです。また、 情報提供を唯⼀の⽬的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以 下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することを確約するものではないため、購買 決定を⾏う際の判断材料になさらないで下さい。 オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期及び価格については、弊 社の裁量により決定され、変更される可能性があります。 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates |2
• コロナ禍の影響もあり、企業・公共のシステム・サービスのオンライン化が増加しています • 一般にシステム運用への負荷は拡大傾向にあり、これを軽減しつつ、安定・安心な運用をどうやって 実現するかが課題となっています • Webアプリケーションサーバ製品の選択も、 システム運用の負荷に大きく影響します • “堅牢性・拡張性・可用性の向上”、“安定・安心な運用” を実現するためのWebアプリケーションサー バ製品の選択は重要です • Oracle WebLogic Serverはこれらの課題解決に貢献し、長期に渡る安定・安心で低負荷なシステム運 用を実現します 本セッションのポイント Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates |3
• • • Java [ Webアプリケーションサーバとは ] Webアプリケーションの運用基盤として利用されるミドルウェアです。 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates4 アプリB データベース群 リクエスト 受付と 応答送信 DB 接続 サービス アプリA アプリC Java EE/Jakarta EE 仕様準拠 クライアント (Webブラウザ等) Webアプリケーションサーバ その他 接続サービス アプリ管理 / リソース管理 / リクエスト制御 / クラスタリング / … 連携システム群 *1: Jakarta EE: Java EEに代わる新たな Enterprise Java標準仕様 Webシステム 仕様設計 アプリ開発 テスト デプロイ Internet Scale Out / Scale In
Internet • … • … • … Webアプリケーションサーバに対する一般的なニーズ Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates5 データベース群 リクエスト 受付と 処理結果の 配信 DB 接続 サービス クライアント (Webブラウザ等) Webアプリケーションサーバ その他 接続サービス アプリ管理 / リソース管理 / リクエスト制御 / クラスタリング / … システム群 Webシステム 仕様設計 アプリ開発 テスト デプロイ アプリB アプリA アプリC
Internet Oracle WebLogic Server • • Oracle DB Java • DB/Java / Oracle WebLogic Serverがニーズに答えます! Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates6 Oracle DBs リクエスト 受付と 処理結果の 配信 DB 接続 サービス クライアント (Webブラウザ等) Oracle WebLogic Server その他 接続サービス アプリ管理 / リソース管理 / リクエスト制御 / クラスタリング / … システム群 Java VM 様々な運用管理機能の提供で アプリケーションを安定稼働、 管理者の負荷軽減 Oracle DB / WebLogic Server / Java をまとめてオラクルが サポート アプリB アプリA アプリC
Oracle WebLogic Server Oracle WebLogic Server ü ü Oracle DB / WebLogic Server / Java ü ü ü Ø … ⭐ 24 ⭐ Kubernetes 7 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates |
WebLogic Serverは企業システムの運用における 運用負荷の軽減・安定運用・高可用性・長期利用のための施策 において大きなメリットをお客様へ提供します WebLogic Server Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates8 WebLogic Server 運用負荷 軽減 安定運用 高可用性 長期利用 のための 施策 過負荷保護 アプリ環境自動管理 アプリ無停止更新 自動チューニング フェイルオーバー セッション レプリケーション 災対サイト連携 長期の1バージョン提供 DB/WebLogic/Javaの オラクル一貫サポート セキュリティパッチの 定期提供 Internet リクエスト 受付 処理結果 配信 DB 接続 サービス その他 接続サービス アプリB アプリA アプリC
9 運用負荷軽減に貢献する 機能 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
• ü ü ü Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates10 アプリ-X Ver.1 アプリ-X Ver.2 コンソールにセットで 簡単デプロイ 管理者 ユーザ ユーザ 使用ユーザが いなくなったら 自動閉塞 WebLogic Serverのアプリケーション無停止更新 サーバを止めずに更新! 管理負荷の軽減①
• WebLogic ServerやJavaのパッチ適用も無停止で行えるため、停止期間は必要ありません ü 処理インスタンスを切り替えながらパッチ適用を行い、自動的にユーザアクセスを制御します ü 管理者の操作はパッチを管理コンソールにセットするだけです Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates11 WebLogic Server ノード1 コンソールから パッチスケジュール セット 管理者 ユーザ ユーザ WebLogic Serverの無停止パッチ適用 サービスを止めずに適用! WebLogic Server ノード2 パッチ パッチ 管理負荷の軽減②
スレッド数の自動チューニング 予測不能なリクエストの増大に対応してシステムの不安定化を防ぐ Oracle WebLogic Server 足りなくなったらスレッドを自動生成 スレッドプール リクエストが増減に対し 自動で スレッド数のチューニングが可能 事前検証の作業工数を削減 システムの 安定稼働 実現 スレッド 割当 スレッドの枯渇は、リクエストに対する処理の停滞を招きます。 スレッド不足待機 リクエスト 急増 リクエストが増減に対し設定した値の範囲でスレッド数のチューニング 設定値が不適切だと動作が不安定 事前検証等、作業工数が発生 事前に検証し、最適な最小 / 最大スレッド数を算出 設定した値以上はスレッドを作成しない パラメータ設定 負荷試験実施 性能値算出 比較 リクエスト 急増 OSSアプリケーションサーバ Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates |12 スレッド 割当 管理負荷の軽減③ リクエスト
13 安定運用に貢献する機能 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
過負荷によるハングアップの回避が可能です 運用に依存しない自動的な可用性の維持が実現、サービスレベルが向上します 流量制御機能:突然の大量アクセスにも対応 過負荷状態になる前の自律対応や、過負荷時の 回避機能なし 過負荷時にAPサーバの動作が不安定になる可能性 がある 他社APサーバー アプリA アプリB 不安定 状態 OSSアプリケーションサーバ 過負荷状態になる前にトランザクションを自律制御 過負荷による動作不安定時、自律的に再起動等を実 施することも可能 WebLogic アプリA 制限 300 アプリB 制限 500 •同時接続300名まで •301人目は不可 WebLogic Server 高い安定運用性① Oracle WebLogic Server OSSアプリケーションサーバ Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
• • Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates15 WebLogic Server スレッドプール ワークマネージャ サブシステム 実行スレッド ワークマネージャ1 リクエストの実行リクエスト アプリ #1アプリ #1 アプリ #2 アプリ #2 アプリ #2 ハングリクエスト アプリ#2が ハングアップしても 他のワークマネージャや アプリには影響なし アプリの同時実行数 も制御可能 リクエストの保留数 を制御可能 停止 高い安定運用性② ワークマネージャ2 実行スレッドと アプリを紐付け 影響なし
16 高可用性を実現する機能 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
• H/W • H/W Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates17 WebLogic ドメイン 管理対象 サーバ#1 管理対象 サーバ#1 管理対象 サーバ#2 マシンA 障害 マシンB WebLogic クラスタ フェイル オーバー 高可用性① フェイルオーバー先のサーバを 事前に設定しておくことで 障害発生時には素早く移行します
• WebLogic • Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates18 保存先 セッションデータは下記のいずれか にレプリケート可能 ① クラスタ内の他メンバーの Java VMヒープメモリ ② データベース ③ Coherenceと連携し、In-Memory キャッシュに格納 (Coherenceのライセンスが必要) 管理対象 サーバ#2 WebLogicクラスタ 管理対象 サーバ#1 マシンA マシンB セッション データ ① ② Webサーバ またはL/B Database ユーザ リクエスト 障害時は クラスタの 他のメンバーに リクエストを ルーティング 障害 WebLogicドメイン ③ Oracle Coherence 高可用性② システムの要件に応じて バックアップ先を選択できます
• MAN/WAN • Web Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates19 Oracle Database WebLogic Server プライマリ・サイト(東京) スタンバイ・サイト(大阪) 災害 発生 処理 不能 Aさんの セッション・データ データ データ 作成・変更・削除時に同期 Aさん Oracle DatabaseOracle Data Guard MAN/WANレプリケーション WebLogic Server Aさんの セッション・データ 高可用性③ APサーバダウン後のリクエストは グローバルロードバランサーにより スタンバイサイトにフェイルオーバー
20 長期運用に貢献する施策 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
• Oracle DB Java • DB/Java / DB/Javaと連携したWebLogic Serverの長期サポートライフサイクル Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates21 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029 2030 2031 Extended SupportPremier Support Java 8 Java 11 Java 17 Java 23 WebLogic Server / Oracle Database / Oracle Java のサポートロードマップ WebLogic 12.2.1.x 12.2.1.4(LTS) EXTENDED 2025/8まで SUSTAINING SUSTAINING EXTENDED 2028/3までWebLogic 14.1.x 14.1.1 SUSTAINING EXTENDED 2027/4までOracle DB 19c 2024/4まで
WebLogic Server/Apache Tomcat: 非機能系項目による比較(自社調査) 22 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates | WebLogic Server Apache Tomcat 製品サポート 製品バージョンのリリースから 最低5年:Premier Support 最低3年:Extended Support 以降:Sustaining Support なし サポート提供時間 24(時間) x 365(日) なし 脆弱性対応 セキュリティパッチ提供 Critical Patch Update: 1年4回 重篤な脆弱性への対応:随時 なし 修正を含むバージョンのリリース を待たなければならない 互換性維持 バージョンアップ バージョン間でのアプリケー ション互換性保証 アプリケーション互換性保証なし
セキュリティ:脆弱性への対応 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates | 項目 Oracle WebLogic Server 脆弱性への対応 2種類のバイナリパッチ提供の仕組みを提供*1 (製品サポートに含まれる) Critical Patch Update 四半期に1度定期的に提供されるパッチ(重篤度の 低い脆弱性への修正をまとめて対応) Security Alert 重篤な脆弱性に対応する臨時リリースパッチ 23
Java SE 有償ライセンス:Java SE Subscription Java SE の長期保守を提供 • セキュリティ脆弱性、バグ、不具合への対応 パッチ(Update)を長期提供 Java SEの利用価値を高める付加価値機能 • Java Flight Recorder / Mission Control 他 価格体系 • 月単位のサブスクリプション(年単位の契約) • デスクトップとサーバが対象 (クラウドでの利用を含む) • 課金単位 • デスクトップ – NUP • サーバ – Processor/1year ★ WebLogic Server に Javaサポートとパッチ提供 が同梱されています Copyright © 2019 Oracle and/or its affiliates.24
WebLogic Server 12.2.1.4に続く新バージョン 主な追加・更新機能 • 最新Enterprise Java標準:Java EE 8 / Jakarta EE 8に対応 • Oracle JDK 8/11 上での稼働を動作保証 • Graal VM EE上での稼働を動作保証 • Helidon サポート同梱 • Kubernetes、コンテナ環境への対応とツール群提供 • WLS 12.2.1.x からの対応を維持・強化 • Docker、Cri-oコンテナをサポート • Oracle Cloudおよび他社Kubernetes環境に対応 WebLogic Server Oracle WebLogic Server 14.1.1 25 WebLogic Server 14.1.1 Java EE 8, Jakarta EE 8 Java SE 8, Java SE 11 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates |
WebLogic Server 14.1.X Oracle JDK • WebLogic ServerはOracle JDK LTS版を動作保証 • non-LTS版は対象外 • JDK 8、JDK 11 が現在のLTSリリース • WLS 14.1.1 はOracle JDK 8/11を動作保証 • WLS 14.1.x: Oracle JDK 11に移行予定 • WLS 14.1.x: より新しいバージョンのJDKに対応し ていく予定 Java リリース 提供開始 Premier Support 終了 Extended Support 終了 8 2014年 3月 2022年3月 2030年12月 9 (Non-LTS) 2017年 9月 2018年3月 非提供 10 (Non-LTS) 2018年 3月 2018年9月 非提供 11 (LTS) 2018年 9月 2023年9月 2026年9月 12 (Non-LTS) 2019年 3月 2019年9月 非提供 13 (Non-LTS) 2019年 9月 2020年3月 非提供 Long Term Support (LTS)版は3年毎のリリース 26 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates |
• WebLogic 12.2.1.x は Java SE 8を動作保証 • Java SE 9およびそれ以上は動作保証しません WebLogic Server 12.2.1.X Java SE WebLogic Server 12.2.1.X Java SE 8 Java バージョン 提供開始 Premier Support 終了 Extended Support 終了 8 2014年 3月 2022年3月 2030年12月 9 (Non-LTS) 2017年 9月 2018年3月 非提供 10 (Non-LTS) 2018年 3月 2018年9月 非提供 11 (LTS) 2018年 9月 2023年9月 2026年9月 12 (Non-LTS) 2019年 3月 2019年9月 非提供 13 (Non-LTS) 2019年 9月 2020年3月 非提供 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates |
• Oracle DB Java • DB/Java / 再掲:DB/Javaと連携したWebLogic Serverの長期サポートライフサイクル Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates28 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029 2030 2031 Extended SupportPremier Support Java 8 Java 11 Java 17 Java 23 WebLogic Server / Oracle Database / Oracle Java のサポートロードマップ WebLogic 12.2.1.x 12.2.1.4(LTS) EXTENDED 2025/8まで SUSTAINING SUSTAINING EXTENDED 2028/3までWebLogic 14.1.x 14.1.1 SUSTAINING EXTENDED 2027/4までOracle DB 19c 2024/4まで
• IT • Kubernetes • WebLogic Server • Kubernetes • • Helidon • WebLogic Server: Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates29 WebLogic Coherence 従来のオンプレミス環境 オンプレミスでのKubernetes環境 Operator 移行 Oracle Cloud、他社クラウド Operator WebLogic Coherence WebLogic Coherence
• Docker CRI-O • Docker /Dockerfiles/ • Kubernetes • • • : WebLogic Kubernetes Operator • : Exporter for Prometheus • : Exporter for Elastic Stack • : WebLogic Image Tool • : Deploy tooling • WebLogic Server WebLogic Server Kubernetes Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates30 Traditional Applications Open Operating Systems Cloud Native Environment Public Cloud Private Cloud Operator
エンタープライズJavaアプリケーション向けのモダンなDevOpsを実現する 生産性向上と迅速な価値提供のためのオートメーション化 EE 開発 ビルド パッケージ化 デプロイ/ 監視/スケール モニタリング、更新、パッチ適用、拡張 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Hybrid Application and Environment Management Oracle Enterprise Cloud Native Java Java EE/Jakarta EE、マイクロサービス、Java/Non-JavaをKubernetesクラスタ単位に管理 Copyright © 2019 Oracle and/or its affiliates. Open Operating Systems Cloud Native Environment Java Microservices Polyglot microservicesTraditional Applications Public Cloud Private Cloud Hybrid Cloud Operators
エディション 利用可能な機能 Oracle WebLogic Server Standard Edition (SE) Oracle WebLogic Server Enterprise Edition (EE) Oracle WebLogic Suite • Oracle WebLogic Server 14.1.1 2020 8 • Oracle WebLogic Server Oracle WebLogic Server Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates33 WebLogic Server 基本機能 Java SE Advanced WebLogic Server 基本機能 WebLogic Server 基本機能 Java SE Advanced Java SE Kubernetes Operator 他 Kubernetes Operator 他 Kubernetes Operator 他 クラスタリング クラスタリング Active GridLink for RAC Coherence EE / iAS EE 製品バンドル • BYOL OCI Oracle Cloud Infrastructure • UCM Oracle WebLogic Server for OCI Enterprise Edition Suite
• Webアプリケーションサーバの選択も、 システム運用の負荷に大きく影響します “堅牢性・拡張性・可用性の向上”、“安定・安心な運用” を実現するためのWebアプリケーションサー バ製品の選択は重要です • Oracle WebLogic Serverはこれらの課題解決に貢献し、長期に渡る安定・安心で低負荷なシステム運 用を実現します • 多くの実績を持つ、Oracle WebLogic Serverのご活用を是非ご検討ください!! 本セッションのまとめ Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates |34
Oracle WebLogic Server Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates35 Oracle WebLogic Serverの評価ライセンスはこちらから https://www.oracle.com/middleware/technologies/fusionmiddleware- downloads.html ブログ(英語) https://blogs.oracle.com/weblogicserver/ ソーシャルメディアもご活用いただけます #WebLogic Oracle WebLogic Serverの情報はこちらから Oracle.com | https://www.oracle.com/jp/middleware/weblogic/
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【Oracle Cloud ウェビナー】WebLogic Serverのご紹介

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