LRA1 Tool は、LRA1 モジュールデバイスのファームウェア更新、検証、初期化を実行するためのコマンドラインツールです。
シリアル通信を利用して、ファームウェアファイル(または初期化データ)をデバイスに転送します。
※LRA1は i2-electronics,Inc.のLoRa通信モジュールです。
-
アップデートモード (-u, --update):
指定したファームウェアファイルを用いて、デバイスのファームウェアを更新します。(デフォルトモード) -
検証モード (-v, --verify):
指定したファームウェアファイルとデバイス内のファームウェアを比較します。 -
初期化モード (-i, --init):
各種設定値を出荷時の設定に戻します。(ファームウェアファイル不要)
- Python:
Python 3.x が必要です。 - OS:
Windows / macOS / Linux - 必要パッケージ:
pySerial
- このリポジトリをクローンまたはダウンロードしてください。
lra1_tool.py のみでも構いません。 - pySerial をインストールします:
pip install pyserial
基本の実行形式は以下の通りです:
python lra1_tool.py -p <シリアルポート> [オプション]-
-p, --port
使用するシリアルポートを指定します。
例:/dev/ttyS0、COM3 -
-r, --reset
転送前に DTR リセットを実行します。 -
-s, --swreset
転送前に ソフトウェアリセットを実行します。 -
-b, --baud
ボーレートを指定可能ですが、実際は常に 115200 が使用されます。 -
モード選択
-u, --update(ファームウェアファイル必須)-v, --verify(ファームウェアファイル必須)-i, --init(ファームウェアファイル不要)
※モードが指定されない場合、デフォルトでアップデートモードとなります。
-
-f, --file
アップデートまたは検証モードの場合、使用するファームウェアファイルのパスを指定します。
-
アップデートモード:
python lra1_tool.py -p /dev/ttyS0 -u -f firmware.bin
-
検証モード:
python lra1_tool.py -p COM3 -v -f firmware.bin
-
初期化モード:
python lra1_tool.py -p /dev/ttyS0 -i
使い方がわからない場合は、以下のコマンドでヘルプ情報が表示されます:
python lra1_tool.py --help本ソフトウェアは MITライセンス の下で提供されています。
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詳しい操作方法やトラブルシューティングについては、USER_MANUAL.md をご参照ください。
このリポジトリは、個人プロジェクト「しゃちらぼ|Shachi-lab」で進めている
LoRaモジュール「LRA1」に関する開発・実験の一部です。
ブログでは、LRA1の使い方やTipsに加えて、
AIアシスタント「ろらたん」が技術と遊び心を交えながら解説してくれます。
🎀「正式には“しゃちらぼ”だけど、“シャチラボ”でもいいよ〜♪」
This repository is part of a personal project from Shachi-lab,
which focuses on the development and experimentation of the Japanese LoRa module “LRA1”.
The blog introduces how to use LRA1, practical tips, and fun insights —
with the help of an AI assistant named Roratan who adds a friendly and playful touch.
🎀 “It's officially called ‘Shachi-lab’, but feel free to call it ‘Shachilab’ too!”
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