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seto edited this page Mar 23, 2026 · 1 revision

概要

  • ReciProは、MITライセンスで配布されている無料のソフトウェアです。様々な結晶学的計算や電子顕微鏡シミュレーション機能を提供します。
  • 2020年3月のGitHub公開以来、累計10,000回以上ダウンロードされ、多くの結晶学者・電子顕微鏡研究者に利用されています。
recipro_demo.mp4

主な機能

  • Full GUI — すべての操作はグラフィカルインターフェースで行います。ファイルの入出力はドラッグ&ドロップに対応。
  • 結晶リスト — 複数の結晶をまとめて管理。結晶ごとにウィンドウを開く必要はありません。
  • 空間群データベース — International Tables Volume Aの230空間群+530個のHall symbolを内蔵。対称要素、ワイコフ位置、消滅則を含みます。
  • 原子情報 — H (1) 〜 Cf (98) の元素について、散乱因子(X線・電子線・中性子)、特性X線エネルギー、同位体比などを内蔵。
  • フレキシブルな結晶回転 — 晶帯軸・結晶面の指数による設定、マウスドラッグによる任意方位回転。回転状態は全シミュレーションウィンドウで同期。
  • 回折シミュレーション — 運動学的・動力学的(ブロッホ波法)電子回折、X線回折、歳差電子回折(PED)、収束電子回折(CBED)。
  • HRTEM / STEMシミュレーション — 部分コヒーレンスモデルを含む高分解能TEM像シミュレーション、熱散漫散乱を含むSTEMシミュレーション。
  • スポット指数付け — 実験回折像からのスポット自動検出・フィッティング・指数付け。
  • マクロ — Python構文のマクロによる操作の自動化(20. Macro 参照)。

動作環境

項目 最低要件 推奨環境
OS .NET Desktop Runtime 9.0 が動作するWindows Windows 11
GPU OpenGL 1.3対応 OpenGL 1.5対応の外付けGPU
メモリ 16 GB以上
CPU 8コア以上(動力学計算時)

マニュアル

クイックスタート

  1. Releases からダウンロード・インストール。
  2. 内蔵の結晶リスト(約80結晶)から結晶を選択。CIFファイルのインポートや CSManager も利用可能。
  3. 右パネルの各機能(Structure Viewer、Stereonet、Crystal Diffraction、HRTEMシミュレーション等)を呼び出す。
  4. マウスドラッグや晶帯軸・面指数の入力で結晶を回転。

引用文献

Y. Seto, "ReciPro: free and open-source multipurpose crystallographic software integrating a crystal operation interface and diffraction simulators," J. Appl. Cryst. 55, 397–410 (2022). https://doi.org/10.1107/S1600576722000139

ライセンス

ReciProは MITライセンス の下で配布されています。

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